最終更新日: 2024-12-19
ダブルコンセプト・2つのイメージを撮る
昨今マルチで活躍するアーチストは珍しくありません。例えば俳優でありながら歌をリリースしたり、声優でありながら舞台公演も行うといった具合です。
今回の様に音楽に精通するアーチストがDJをすることは自然の成り行きです。
そんな場合、二つのイメージを一日で撮影できるように準備しています。
それがダブルコンセプトプランです。
DJとしての宣材写真
目線をカメラから外すなど雰囲気を重視しています。
また背景は黒バックですが、グラデーションにせず「スコッ」とした都会的な表現にしました。
実はアングルもかなりの方向から撮影し、時には椅子に座ったりもし、更に顔の表情も笑顔、シリアス、アーチストと数種類撮影しました。
このようなファッションイメージの撮影では生活感のない無機質な感覚が向いています。
モデルとしての宣材写真
今回この様に撮影したのはKさんはモデル体形で手足が長く、表現力が豊かだったからです。
またダブルコンセプトプランでは2種類のイメージで撮影するので、他方のワンパターンでDJを前面に押し出して撮影できるとの余裕があったからです。
基本的にはDJとしての写真が使われるのは夜なので、ナイトクラブ的に背景も黒バックをグラデーションで濃淡の段階を作り奥行きを出しました。
これにより「まっ暗」ではなく広がりのある暗闇となっています。
サイドからの光が髪を美しく浮き上がらせているのもポイントです。